
炭酸ガスレーザー
レーザーメスのように使うことがほとんどです。ホクロ・イボなど盛りがっているものを、光の力で蒸散(蒸発)させて、削っていくような感じです。他のレーザーと違って、直接皮膚を削るわけですから、ダメージも大きく、キズ跡は必ず残ります。深く削ると、キズ自体の治りも遅く、キズ跡もかなり目立ってしまうため、当院では、浅めに処置していきます。(1年間再発保証あり)。→ホクロ参照
副作用
(1)凹み
ひどいとニキビ跡や水疱瘡の跡のようになります。
(2)赤み
通常はしばらくして消えますが、深く処置すると1年以上かかったり、少し盛り上がってしまうこともあります。特に、鼻は赤みが消えるのに時間がかかります。
(3)色素沈着(茶色いシミ)
通常はしばらくして消えますが、日焼け止めの塗り方が悪かったり、紫外線に反応しやすい方(色黒だったり、ケガをするとシミになりやすい方)は、そのまま残ってしまうこともあります。
処置の流れ
処置の前には、処置中痛くないように麻酔の注射をすることがほとんどです。
注射後、レーザーを照射します。照射が終了したら、薬を塗って、テープを貼って終了です。テープの上からは、お化粧が出来ます。洗顔・入浴もテープを貼ったまま行ってください。1日1回くらいテープを貼り代えてもらいます。大きさにもよりますが、早い方で4,5日~1週間くらいで、キズが治ります。顔以外の体は、血行が悪い分、もう少しかかると思います。ジュクジュクしていたり、逆にカサカサが付いている間は、キズがまだ治ってませんので、治るまでテープを貼って、しっとりさせてやるのがお勧めです。キズが治ったら、しっかり紫外線対策(日焼け止め)をしましょう。この時点で、赤みが残っているか、またホクロやイボの残りから再発がみえているかもしれません。(浅くしか処置していないため、通常再発はすると思います。分けて処置しているわけですから。どんなに再発が早くても、次の再処置まで3ヶ月以上は空けていきます。日焼け止めだけではなく、医療用の美白クリームも併用すると、色素沈着をある程度、防ぐ働きがあります。シミにならないかと心配な方は、使用をお勧めします。