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症状について

ホクロ

治療
ホクロ写真

ホクロは当院では炭酸ガスレーザーで蒸散(蒸発させながら、削ります)させて、処置を行います。ホクロのレーザー治療は、保険適応ではありませんので、全て自費となります。ホクロの出来ている場所や大きすぎるもの(1センチを超えるもの)は、炭酸ガスレーザーの適応がない場合があります。その場合は、手術で切り取るという治療になりますが、当院では手術は行っておりませんので、ご希望があれば、ご紹介いたします。
また、1センチ未満のものでも、ホクロの形や場所によって、レーザーよりも手術をお勧めすることもあります。ホクロはシミと違って、根っこがあり、肉眼では根っこの深さは見えません。手術の場合は、根っこも含めて深く取ってしまうため再発はほとんどありませんが、レーザーは手術と違って処置後縫合しません。手術と同じ深さまで削ってしまうと、キズは治りにくく、またキズ跡もかなり醜いキズ跡になることも多いです。そのため、炭酸ガスレーザーは途中で削るのを止めないといけません。ただ、根っこが残ってるため再発して、また出てきます。再発がイヤだからと深めに削ると(手術ほどではなくても)やはりキズ跡はクレーターみたいに凹んだり、逆に赤く盛り上がることもあります。結構目立つキズ跡になりやすくなります。

当院では、少しでもキレイなキズ跡にさせるために、少しずつ分けて削っていき、根っこが上のほうに上がってくるのを待ちます。いきなり深く削らないことで、キズ跡を最小限にしていきます。3ヶ月以上は間を空けて、処置していきます。ホクロの大きさや元気さにもよるので、何回で取りきれるのかはわかりません。

イボ

イボには色々な種類があります、当院では原則炭酸ガスレーザーで治療します。炭酸ガスレーザーは保険が通っていませんので、自費診療となります。
(1)尋常性ゆうぜいなどのウィルスが原因のもの(2)脂漏性角化症(老人性ゆうぜい)と呼ばれる年と供に数が増えて盛り上がってくる茶色いイボ(3)イボと呼んでいても、他の皮膚のできもの(皮膚腫瘍)などです。

治療

(1)尋常性ゆうぜいなどのウィルスが原因のもの

ウィルスが原因のため、レーザーで削っても、ウィルスが残っているため、また再発してきます。当院では、レーザー適応にはしていません。通常、液体窒素(ドライアイスのような冷たい液体)を使った凍結療法になります。

(2)脂漏性角化症(老人性ゆうぜい)と呼ばれる年と供に数が増えて盛り上がってくる茶色いイボ

炭酸ガスレーザーを使って削っていく方法は、ホクロと同じです。大きさや深さにもよりますが、深く削るとキズ跡が汚く残りやすいので、分けて取ることをお勧めします。ホクロ同様、1年再発時保証が付きます。

(3)イボと呼んでいても、他の皮膚のできもの(皮膚腫瘍)

良性の皮膚腫瘍がほとんどです。汗の腺の塊であったり、皮膚の線維だったりと様々ですが、ほとんどの小さなものであればホクロと同じように処置しますが、炭酸ガスレーザーの適応がない場合があります。その場合、手術をお勧めすることがあります。

<再発時の保証について>
当院では、ホクロの処置には1年間の再発時保証がありますので、1年の間は何回処置をしても、料金はかかりません(テープや薬代は別途必要なことがあります)。1年で取り切れず残っている場合、その後の処置の料金は、ホクロの大きさに関わらず1個¥5,250いただきます。その日からまた、1年保証がつきます。もちろん、1回で目立たずに取れることもありますが、長期計画でキズ跡を少しでもキレイにしていくための方法とお考えください。ホクロはどんな方法で取っても、必ずキズ跡は何かしら残ります。取る方法により、キズ跡の形が変わったり、目立ったり、目立たなかったり、様々です。目立たないキズ跡だと、どこを処置したのかわからなくなることもありますが、必ずしもではありません。深めに削ることは、いつでも可能ですが、それでキズ跡が凹んでしまうと元にはほぼ戻りませんし、戻せません。何のキズであっても、一度深くついたキズ跡は完全に消すことはできません。時間がかかっても少しでもキレイにホクロを取りたい方は、ぜひ当院に御相談ください。1回で確実に取ってほしいという方は、手術することをお勧めします。